ギャンブル人生論
不充足の底が果てしなく深く広がっていて、そのことを覚り、
そのことと無限の格闘を演じていくのが分厚い人生になる筈
(中略)類型的な生き方に自分を当てはめようとしたら、
その瞬間に雑兵としての位置が確定してしまうのです。
喰い殺されないために、類型的になってはならないのです。
比較的たやすくなれる位置は、他人にたやすく奪われる位置でもあります。
自分の不充足な部分を簡単に充足させうると思わないこと。
(中略)代償を払わずに充足に達することはこの世には無いと
思わなければならない。
ひとつのことだけしていると、自分を見失う。
(中略)正反対のことを同時にして見るがいい。